なぜ借りるかを考える

 カードローンの融資は、びっくりするほど早いです。しかしこの簡単さが借りている感覚を薄れさせる原因になります。これを避けるためには「ご利用は計画的に」という言葉が重要です。あなたが、借金を繰り返さないためにも、借金の最初の目的である「借りる理由」を考察します。

考える

借りる理由

 以下のグラフは、借りる理由の必要性と、無計画になってしまう危険性を表しています。上に行くに従い必要性が高くなり、右に行くに従い危険性が高くなっています。

グラフ

細かく考察していきます。

医療費

 足りない費用が数万~十数万円の場合や、保険金が入ることがわかっている場合は、手軽に借りられるカードローンは便利です。目的がはっきりしているなら、返済計画は整うことでしょう。しかし、お金が即座に振り込まれる感覚は同じです。目的が済んだらすぐに返済しましょう。

引っ越し費用

 立ち退き、転勤、転職など、急な引っ越しの理由は様々です。できれば計画的に費用を貯めて引っ越したいところですが、急な引っ越しで費用が出せないこともあるでしょう。十分注意して、計画的に返済しましょう。そして、今後は借りることがないように、貯蓄を始めましょう。

 私見ですが、これ以降に記載される借金の理由は危険度が高いです。十分注意して、ご利用は計画的に。

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冠婚葬祭

 若いころ仲の良かった友人から結婚式の招待状が送られてきた。でもお金がない。そんなこともあるでしょうけれど、よく考えてみてください。結婚式は普通にありふれた話です。そのお金を準備できないのはすでに家計がギリギリかもしれません。冠婚葬祭費を借りるのは今回限りにして、今後は急な支出のために貯金しましょう。

教育費(子供の教育費、自己投資など)

 理由として良さそうですが、カードローンのスピード融資を使う理由としてはどうでしょう。もちろん、思い立った時の行動力は、大きな原動力に違いありません。ただ、行動力にも計画性が大事な場合が多いです。教育費にローンを使うなら手軽さを優先せず、面倒でも返済期間が決まっている教育ローンを使いましょう。

生活費の補填

 食費、家賃、通信費、衣類などの生活費は、なければ何もできません。借りる理由としては十分そうですが、そんなことはありません。足りない生活費の中からどうやって返済するのでしょう。借りるのは今回だけにして、当月中に今後のことをよく考えた方がよさそうです。事情があり仕事ができない場合は、借金ではなく、別な方法を取りましょう。

借り換え

 これはカードローン同士の借り換えのことです。カードローンはどこも利息が高いので、借り換えてもあまり改善しません。借り換えなら借り換え用のローンを使うと良いですが、これは大事な項目なので、近いうちに詳しく説明します。カードローンは、目的を達成した後、借り換えを考える間もなく完済しましょう。

投資

 お金を借りて投資することは、とても難しいことです。そして、カードローンの利息よりも高い利益が出る投資商品はありません。一時的に大きな利益を生む投資商品もありますが、それを事前に知る方法はありません。事業への投資や会社を立ち上げへの投資であれば、事業者ローンを使いましょう。

買い物・旅行

 お金がないのに生活に関わらない買い物や旅行をするのはお勧めできません。誘いを断れない旅行、売り切れ目前の欲しい商品など、理由はあるかもしれません。しかしそれでもお勧めできない借金です。

ギャンブル

 まず冷静になってください。持っているお金を増やせていない時点で、もうギャンブルで増えることはありません。ギャンブルは勝てるから楽しいのであって、負けると決まっていればつまらないものです。ギャンブル資金を借りることは、すでに依存症と言われる状態です。ここから抜け出すには、とても努力しなければなりません。もう借りてしまった人は、しっかり借金と向き合いましょう。

悩み

考察

 長くなってしまい、読んでもらえるか不安なところです。計画性があれば、カードローンはとても便利です。問題は計画性がなくなった時です。その結果カードローンに苦しむことになります。このサイトには、借り方や返し方、借金から脱出する方法など、たくさんのことを載せていきます。沢山の人の参考になればと思っています。